本道村(読み)ほんどうむら

日本歴史地名大系 「本道村」の解説

本道村
ほんどうむら

[現在地名]上越市本道

桐原きりはら村の南に位置する。建武二年(一三三五)一二月一七日の村山隆義書置(歴代古案)および「源姓村山系図」に、村山氏が「越後国本党保南条総領分」などを領したことがみえる。この本党保は当地にあったものであろう。下って天正八年(一五八〇)閏三月一三日の上杉景勝知行宛行状(森山八郎氏所蔵文書)によると、「本道村吉益分」が小日向三郎左衛門尉に宛行われている。年未詳六月二〇日の本願寺顕如印判状、文禄二年(一五九三)と推定される六月七日の本願寺教如印判状など戦国期の本覚坊文書に村名が散見し、当時当地に真宗門徒講があったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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