本質直観(読み)ほんしつちょっかん

世界大百科事典(旧版)内の本質直観の言及

【直観】より

… 命題ではなく,概念的な普遍者やそれらの関係の把握にも,直観を認める考え方がある。例えば,カントは〈空間〉や〈時間〉の表象を,経験からの抽象以前に一挙に把握されているア・プリオリな直観とみなしたが,フッサールのいう〈本質直観〉もそのようなものであった。それらは,個々の語によって意味されているある本質的なものについての直接知であり,すべての言語使用に前提されているはずのものなのである。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」