本詰(読み)ほんづめ

精選版 日本国語大辞典 「本詰」の意味・読み・例文・類語

ほん‐づめ【本詰】

〘名〙 (「詰」は詰髪(つめがみ)の意) 大年増遊女で、眉をそり歯を黒め髪を両輪髷(りょうわまげ)などに結い、普通の既婚婦人のような姿をしたもの。江戸時代、京坂の遊里で用いた語。本年増。
談義本・つれづれ睟か川(1783)三「中詰のせりふ、若づめのぼっこり、本詰(ホンヅメ)落涙まで、思ひ思ひの色かせぎ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android