ほん‐ぜん【本膳】
〘名〙
①
正式の
日本料理の膳立で、二の膳、三の膳に対して、主となる膳。
本汁・なます・
煮物・
香の物・飯を載せて、客の
正面に据えるもの。一の膳。本飯
(ほんぱん)。
※仰臥漫録(1901‐02)〈
正岡子規〉一「本膳の御馳走食ふて見たし」
③ 本妻をいう。
※雑俳・柳多留‐二六(1796)「本膳に
うま味をつけて国へ立ち」
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デジタル大辞泉
「本膳」の意味・読み・例文・類語
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ほんぜん【本膳】
①正式の日本料理で、客の正面に置く主となる膳。一般に、飯・汁・煮物・なます・香の物を配し、最初に出す。◇「一の膳」ともいう。
②「本膳料理」の略。⇒本膳料理
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の本膳の言及
【本膳料理】より
…本膳形式の配膳法によって供される日本料理の正餐(せいさん)。室町時代以後,武家社会の礼法の固定化が進むに伴って整えられた饗膳(きようぜん)形式であるが,年代や料理の流派の差によって内容にはかなりの異同がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」