本知村(読み)ほんちむら

日本歴史地名大系 「本知村」の解説

本知村
ほんちむら

[現在地名]春日町多利たり

北は小多利こたり村、西は竹田たけだ川を隔てて多田ただ村、南端のノケ坂を境に南は新知しんち村。ノケ坂より東から蓮華寺れんげじ・カナツキ・野田のだ札場ふだば・アダカの集落がある。丹後への道が通る。もと新知村とともに多利村として一村をなし、「多利郷土史」は延宝年間(一六七三―八一)に分村したとする。幕末まで亀山藩領。天和三年(一六八三)の亀山藩知行高並小物成帳覚(氷上郡志)に村名がみえ高四四七石余、小物成は夫役・柴役・糠藁・竹の銀納あり。元禄郷帳では多利と肩書して村名がみえ高四一八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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