精選版 日本国語大辞典 「本玉」の意味・読み・例文・類語
ほん‐だま【本玉】
〘名〙
① 眼鏡の玉の水晶製のもの。
※雑俳・川柳評万句合‐明和七(1770)義六「本(ほン)玉のまなこでねめる娵の顔」
② ほんものの宝石のこと。
※雑俳・柳多留‐一四一(1835)「ほん玉の左右へ眼鏡二つ置き」
③ 芸娼妓の中の主だった者。
※洒落本・青楼松之裡(1802)一「その内本玉ばかり、ひきぬいていかれちゃアうまらねへ」
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