本曲村(読み)ほんまがりむら

日本歴史地名大系 「本曲村」の解説

本曲村
ほんまがりむら

[現在地名]大分市まがり

大分川と南北に延びる丘陵の間に位置する。津守つもり村から南下する肥後街道森岡もりおか山の東山麓を通り、大分川の支流一の瀬いちのせ川が流れる。南の今曲いままがり村とともに曲村に含まれた。中世津守まがり保の遺称地。文禄二年(一五九三)の津守村内曲村検地帳(東京大学史料編纂所影写本)によると、曲村の村位は中で高四三五石余、段別は田方二九五石余・畑方一三三石余、名請人数六七、主無が一三二石余・一三町三反余。一〇石以上層が六人で名請高合計一四〇石余、主無を引くと四六パーセントを保有し、一石未満層は二三人で保有高は二・七パーセントにすぎない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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