精選版 日本国語大辞典 「本則」の意味・読み・例文・類語
ほん‐そく【本則】
〘名〙
※無難禅師仮名法語(1670‐76頃)下「老婆に逢ふ、本則参し給ふ由、則は何ぞ」
③ 法令の本体を構成する部分。付則に対するもの。
④ 普化(ふけ)宗の僧である虚無僧が入門のとき本山(関東は下総一月寺、関西は京都明暗寺)から与えられる証書。鑑札として山門を出る際は必ず持ち歩いた寺法。転じて、虚無僧が尺八を持つところから尺八の免許状。
※雑俳・川柳評万句合‐明和三(1766)満一「本(ほン)そくを取てこの頃夜をふかし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報