本体論的証明(読み)ほんたいろんてきしょうめい

精選版 日本国語大辞典 「本体論的証明」の意味・読み・例文・類語

ほんたいろんてき‐しょうめい【本体論的証明】

〘名〙 哲学で、神の存在証明する証明方法の一つ。神の概念から演繹(えんえき)してその存在を証明するもの。すなわち、神は絶対・完全・無限である、我々の知性で考えた完全よりは、存在する完全なもののほうがより完全である、それゆえ完全なものが存在しなければならない、従って神は存在する、という論法アンセルムスによって初めて試みられ、古来もっとも重んじられている証明法。存在論的証明。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「本体論的証明」の意味・わかりやすい解説

本体論的証明
ほんたいろんてきしょうめい

存在論的証明」のページをご覧ください。

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