未達(読み)みたつ

精選版 日本国語大辞典 「未達」の意味・読み・例文・類語

みたつ【未達】

江戸中期の俳人浮世草子作者、書肆。西村氏。通称は市郎右衛門、名は久重。別号嘯松子、城坤散人など。京都の人。浮世草子・俳書実用書など刊行。刊行書のうち小説類の多くは自作と考えられている。元祿九年(一六九六)没。

み‐たつ【未達】

〘名〙 (形動) 学問技芸などにまだまだ熟達していないこと。また、そのさま。未熟
正法眼蔵(1231‐53)諸法実相「応菴は未達なりといへども学道あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「未達」の意味・読み・例文・類語

み‐たつ【未達】

まだ達成しないこと。「目標額の未達
学問などがまだ熟達していないこと。
郵便物電子メールがまだ届いていないこと。
[類語]未完未完成未了未開拓手付かず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「未達」の解説

未達 みたつ

西村市郎右衛門(にしむら-いちろうえもん)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android