未来のイブ(読み)ミライノイブ(英語表記)L'Ève future

デジタル大辞泉 「未来のイブ」の意味・読み・例文・類語

みらいのイブ【未来のイブ】

原題、〈フランスl'Ève futureリラダン長編小説。1886年刊。ギリシャ神話ピグマリオンを下敷きとする幻想小説で、「アンドロイド」という呼称を用いた世界初の作品とされる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「未来のイブ」の意味・わかりやすい解説

未来のイブ
みらいのイブ
L'Ève future

フランスの小説家ビリエ・ド・リラダンの小説。 1886年刊。人造人間への愛のうちに恋愛理想を実現しようとして挫折する貴公子物語で,永遠の女性の探求を軸とするその夢想風刺なかに,近代化,機械化されてゆく社会に対する作者嫌悪哲学集大成がみられる。

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