木綿花（読み）ユウハナ

デジタル大辞泉「木綿花」の意味・読み・例文・類語

木綿ゆうの白さを花にたとえた語。一説に、木綿で作った白い造花ともいう。
「泊瀬女はつせめの造る―み吉野の滝の水沫みなわに咲きにけらずや」〈万・九一二〉

出典　小学館デジタル大辞泉について　情報 | 凡例

〘名〙楮(こうぞ)の皮をさらしたりして紐状にした四手(しで)。その白さを花に見立てたもの。ゆうしで。

※万葉（８Ｃ後）六・九一二「初瀬女の造る木綿花(ゆふはな)み吉野の滝の水沫に咲きにけらずや」

[補注]「万葉集」の例は、木綿で作った造花とする説もある。

出典　精選版日本国語大辞典精選版日本国語大辞典について　情報

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...