木内昇(読み)キウチノボリ

デジタル大辞泉 「木内昇」の意味・読み・例文・類語

きうち‐のぼり【木内昇】

[1967~ ]小説家東京の生まれ。編集業のかたわら平成16年(2004)「新選組幕末の青嵐」で作家としてデビュー。「茗荷谷の猫」で注目を集める。「漂砂ひょうさのうたう」で直木賞受賞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木内昇」の解説

木内昇 きうち-のぼり

1967- 平成時代の小説家,編集者。
昭和42年生まれ。出版社勤務をへてフリー編集者となり,平成9年からインタビュー誌「Spotting」を主宰。平成16年「新選組 幕末青嵐」で小説家デビュー。20年刊の「茗荷谷の猫」で注目される。21年早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞。23年,明治初めの東京根津の遊廓を舞台に時代に取り残されてゆく人々をえがいた「漂砂のうたう」で直木賞を受賞。東京都出身。中大卒。著作はほかに「地虫鳴く」「浮世女房洒落日記」,エッセー集「ブンガクの言葉」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android