木之本興三(読み)きのもとこうぞう

知恵蔵mini 「木之本興三」の解説

木之本興三

元サッカー選手、元Jリーグ専務理事。1949年1月8日、千葉県生まれ。東京教育大学(現筑波大学)を卒業後、72年より古河電工(現J2ジェフユナイテッド市原・千葉の前身)で活躍したが、75年にグッドパスチャー症候群を発症し腎臓全摘出、現役引退した。83年、日本サッカーリーグ事務局(当時)に入り、事務局長や総務主事を歴任、川淵三郎らと日本サッカーのプロ化に尽力する。91年に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が創設されると、同年11月常務理事に就任し、98年から2003年までは専務理事を務めた。専務理事退任後バージャー病を発症し、後に両脚を切断している。08年よりクラブチーム「アブレイズ千葉」の代表となった。13年には『日本サッカーに捧げた両足 -真実のJリーグ創世記-』(ワニブックス)を出版している。17年1月15日、うっ血性心不全のため死去。享年68。

(2017-1-19)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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