朝雲(読み)あさぐも

精選版 日本国語大辞典 「朝雲」の意味・読み・例文・類語

あさ‐ぐも【朝雲】

〘名〙 朝の雲。朝、空にたなびく雲。
万葉(8C後)三・三二四「旦雲(あさくも)に 鶴(たづ)は乱れ 夕霧に かはづはさわく」

ちょう‐うん テウ‥【朝雲】

〘名〙 朝の雲。
懐風藻(751)従駕吉野宮〈大伴王〉「朝雲指南北、夕霧正西東

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「朝雲」の読み・字形・画数・意味

【朝雲】ちよう(てう)うん

朝の雲。楚・宋玉〔高唐の賦〕昔(むかし)、先王嘗(かつ)て高び、~に一人を見る。~去るとき辭して曰く、妾は巫山の陽(みなみ)、高丘の阻に在り。旦(あした)には雲と爲り、には行雨と爲る。

字通「朝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android