朝三(読み)ちょうさん

精選版 日本国語大辞典 「朝三」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐さん テウ‥【朝三】

〘名〙
※わらんべ草(1660)五「ぜひの名は不同なれ共、畢竟道理のきはまる所は不同なし、是朝三のたとへ也」 〔荘子斉物論
太平記(14C後)三九「一寺の学徒是を以て、朝(テウ)三の資(たすけ)を得て僅に飧霞(ざんか)の飢を止」

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普及版 字通 「朝三」の読み・字形・画数・意味

【朝三】ちよう(てう)さん

朝三暮四詐術をいう。〔荘子、斉物論〕狙(そこう)(猿飼い(ちよ)(とちの実)を賦(わか)ちて曰く、は三、は四にせんと。衆狙皆怒る。曰く、然らば則ちは四、に三にせんと。衆狙皆ぶ。

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