朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(読み)アシタニミチヲキカバユウベニシストモカナリ

デジタル大辞泉 の解説

あしたみちかばゆうべにすともなり

《「論語里仁りじんから》朝に人としての大切な道を聞いて悟ることができれば、その晩に死んでも心残りはないという意。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

あした【朝】 に 道(みち)を=聞(き)かば[=聞(き)いて]夕(ゆう)べに死(し)すとも可(か)なり

(「論語‐里仁」の「子曰、朝聞道、夕死可矣」による) 朝に道を聞いて会得したなら、その晩死んでも心残りはない、の意で、道(真理)のきわめて重要なことを強調した句。

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ことわざを知る辞典 の解説

朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり

朝、人間の生きるべき道を聞いて会得することができたならば、夕方死んでも心残りはない。道(真理)の重要なことを強調した句。

[使用例] あしたに道を聞かばゆうべに死すともなりというのと僕の願いとは大いに意義を異にして居るけれど[国木田独歩牛肉馬鈴薯|1901]

[解説] 「論語―里仁」にあることば。

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故事成語を知る辞典 の解説

朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり

朝、人間の生きるべき道を聞いて会得することができたなら、夕方死んでも心残りはない、ということ。

[使用例] 朝に道を聞かば夕に死すとも可なりというのと僕のねがいとは大に意義を異にして居るけれど、その心持は同じです[国木田独歩*牛肉と馬鈴薯|1901]

[由来] 「論語―里仁」の孔子のことば。真理の追求の重要さと、それにかける情熱を強調したことばとして、知られています。

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