朔風(読み)さくふう

精選版 日本国語大辞典 「朔風」の意味・読み・例文・類語

さく‐ふう【朔風】

〘名〙 (「朔」は北方の意) 北の方から吹いてくる風。きたかぜ。《季・冬》
凌雲集(814)和左衛督朝臣嘉通秋夜寓直周廬聴早雁之作〈嵯峨天皇〉「夕宿煙霞朔風
※読本・昔話稲妻表紙(1806)五「朔風(サクフウ)はげしく吹おろせば」 〔夏侯湛‐雑詩

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デジタル大辞泉 「朔風」の意味・読み・例文・類語

さく‐ふう【×朔風】

《「朔」は北の方角の意》北から吹く風。北風 冬》
[類語]春一番春風しゅんぷう春風はるかぜ花嵐薫風風薫る緑風やませ涼風すずかぜ涼風りょうふう秋風野分き木枯らし空風寒風季節風モンスーン貿易風東風ひがしかぜ東風こち西風偏西風南風みなみかぜ南風はえ凱風北風雨風波風風浪風雪風雨無風微風そよ風軟風強風突風烈風疾風はやて大風颶風暴風爆風ストーム台風ハリケーンサイクロン神風砂嵐つむじ風旋風竜巻トルネード追い風順風向かい風逆風横風朝風夕風夜風松風まつかぜ松風しょうふう山風山颪谷風川風浜風潮風海風陸風熱風温風冷風

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普及版 字通 「朔風」の読み・字形・画数・意味

【朔風】さくふう

北風。魏・阮籍〔詠懐、八十二首、十六〕詩 風、嚴(はげ)しくし 陰氣、霜下る

字通「朔」の項目を見る

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事典・日本の観光資源 「朔風」の解説

朔風

(北海道札幌市北区)
〔札幌市〕北区歴史と文化の八十八選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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