精選版 日本国語大辞典 「有罪」の意味・読み・例文・類語
ゆう‐ざい イウ‥【有罪】
〘名〙
① (道徳上・宗教上・法律上などの) 罪のあること。罪を身に有すること。〔文明本節用集(室町中)〕
※史記抄(1477)一五「城旦と云は有罪の者の殺まではない者には、城門を旦にあけたりなんどする役をさするぞ」 〔春秋左伝‐隠公一一年〕
※伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)天津談判筆記「有罪と決せられたる者あれは、素より刑に処すへし」
う‐ざい【有罪】
〘名〙 罪のあること。ゆうざい。⇔無罪。
※中院本平家(13C前)七「道理、非理を論ぜず、うさい、むざいをいはず、権門勢家を追捕し」
※曾我物語(南北朝頃)四「斯かる不覚人、うざいとも、むざいとも言葉に足らざる奴めをば」
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