有山崧(読み)ありやまたかし(英語表記)Ariyama Takashi

図書館情報学用語辞典 第5版 「有山崧」の解説

有山崧

1911(明治44)-1969(昭和44).東京都日野市出身.戦後の日本の公共図書館振興運動を推進.1936(昭和11)年東京帝国大学哲学科卒業,1939(昭和14)年文部省嘱託,1946(昭和21)年財団法人大日本図書館協会総務部長,1949(昭和24)年社団法人日本図書館協会事務局長.戦後日本の図書館再建と以後の発展尽力.とりわけ,図書館法の制定,日本公共図書館発展の土台を築く『中小都市における公共図書館の運営』(1963)の企画,推進に力を注ぎ,1965(昭和40)年日野市長就任後は,これを実証する日野市立図書館を全面的に支えた.しかし,市長在職中に逝去.なお,図書館理論の形成に意を用い,日本図書館学会の発展に物的・人的な支援を行った.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「有山崧」の解説

有山崧 ありやま-たかし

1911-1969 昭和時代の図書館行政家。
明治44年11月18日生まれ。文部省図書館講習所講師,大日本図書館協会総務部長などをへて,昭和24年日本図書館協会事務局長。公共図書館の指導にあたる。40年東京都日野市長。昭和44年3月16日死去。57歳。東京出身。東京帝大卒。

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