月雪花(読み)つきゆきはな

精選版 日本国語大辞典 「月雪花」の意味・読み・例文・類語

つき‐ゆき‐はな【月雪花】

[1] 月と雪と花。四季おりおりに楽しむよいながめ。せつげつか。
※東大本式子内親王集(12C末‐13C初)「幾とせの幾万代か君が代に月雪花の友を待ちみん」
落語・繋馬雪の陣立(1898)〈六代目桂文治〉「只、月雪花(ツキユキハナ)を友として世の中を意気に生活(くらさう)と云ふ量見」
[2] 随筆芳賀矢一著。明治四二年(一九〇九)九月、文会堂刊。月・雪・花に託し、流麗な文章で国民性を高揚した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「月雪花」の解説

月雪花
(通称)
つきゆきはな

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
月雪花三組杯觴
初演
明治19.5(東京・新富座)

月雪花
〔清元〕
つきゆきはな

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
弘化1.9(江戸・市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

デジタル大辞泉 「月雪花」の意味・読み・例文・類語

つき‐ゆき‐はな【月雪花】

雪月花せつげっか」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android