書込(読み)かきこむ

精選版 日本国語大辞典 「書込」の意味・読み・例文・類語

かき‐こ・む【書込】

〘他マ五(四)〙
① 書き加える。書き入れる。
武蔵野(1898)〈国木田独歩〉一「『〈略〉久米川の陣へ押寄ると載せたるは此辺なるべし』と書込んであるのを読んだ事がある」
借金の抵当物件を証文に書く。書き入れる。
浮世草子・沖津白波(1702)五「路銀用意とてわづかの田畠屋敷まで書込(カキコミ)、孫兵衛手前より銀八十匁借り請」
③ 「かきこみ(書込)②」をする。

かき‐こみ【書込】

〘名〙
文字や文などを書き込むこと。また、その文字や文。かき入れ。〔和漢雅俗いろは辞典(1888‐89)〕
コンピュータ記憶装置データを移し入れること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android