暮果(読み)くれはてる

精選版 日本国語大辞典 「暮果」の意味・読み・例文・類語

くれ‐は・てる【暮果】

〘自タ下一〙 くれは・つ 〘自タ下二〙
① 日がすっかり暮れてしまう。
※後撰(951‐953頃)秋中・二九四「くれはてば月も待つべし女郎花(をみなへし)雨やめてとは思はざらなん〈藤原実頼〉」
② 月、季節、年などが末に近くなる。
※安法集(983‐985頃)「暮はつる年惜しみかね打ちふさばゆめ見む程に春はきぬべし」

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