暮景(読み)ぼけい

精選版 日本国語大辞典 「暮景」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐けい【暮景】

〘名〙
夕方景色夕暮れ時の日の光。また、夕方。晩景。
菅家文草(900頃)一・九日侍宴、同賦吹華酒「暮景双行多得力、松喬更向小臣慙」 〔杜甫‐送李卿曄詩〕
② (比喩的に用いて) 人生の終わりごろ。老境老年
※小津桂窓宛馬琴書簡‐天保六年(1835)六月六日「この身は桑楡の暮景に及び候へば、日は暮なんとして道遠かり」

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デジタル大辞泉 「暮景」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐けい【暮景】

夕暮れのけしき。夕げしき。
老境。晩年。
[類語](1景色山色さんしょく水色すいしょく白砂青松はくしゃせいしょう野色やしょく野景柳暗花明りゅうあんかめい春景煙景秋景雪景夕景せっけい・ゆうけい晩景夜景

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普及版 字通 「暮景」の読み・字形・画数・意味

【暮景】ぼけい

夕景色。唐・杜牧〔敬愛寺楼に題す〕詩 景、千山 春百尺の樓 獨り登り(ま)た獨り下る 誰(たれ)か我が悠悠を會せん

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