暦要項(読み)レキヨウコウ

デジタル大辞泉 「暦要項」の意味・読み・例文・類語

れき‐ようこう〔‐エウカウ〕【暦要項】

国立天文台が毎年2月に官報で発表する翌年国民の祝日日曜表春分秋分などの二十四節気および雑節、月の満ち欠けを表す朔弦望日食月食日時などを記したもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「暦要項」の意味・わかりやすい解説

暦要項
れきようこう

国立天文台が毎年2月最初の官報に掲載する、翌年分の暦に関する事項をまとめたもの。日本の公式の暦である「暦書」の編製として作成される「暦象年表」から主要項目を抜粋したものである。国民祝日に関する法律で、具体的な日付が記載されていない「春分の日」と「秋分の日」は、この暦要項により確定される。おもな内容は、「国民の祝日・日曜表」、「二十四節気および雑節」、「朔弦望(さくげんぼう)」、「東京の日出入」、「日食および月食、水星金星の日面経過」である。「暦象年表」の内容は、理科年表の「暦部」に掲載されている。

[編集部 2023年12月14日]

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