智観寺(読み)ちかんじ

日本歴史地名大系 「智観寺」の解説

智観寺
ちかんじ

[現在地名]飯能市中山

中山家範館跡の西にある。真言宗豊山派、常寂山蓮華院と号し、本尊は不動明王。丹党加治二郎家季の子丹内左衛門尉助季が一門菩提寺として創建したものと思われる。当寺には仁治二年(一二四一)・同三年・永仁六年(一二九八)銘の板石塔婆があり、銘文によれば仁治二年のものは母の三十五日の供養に際して建立したもの、同三年のものは「丹治(家カ)季」の三十八年忌に建立したものであることが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android