精選版 日本国語大辞典 「晴嵐」の意味・読み・例文・類語
せい‐らん【晴嵐】
〘名〙
① 晴れわたった日のかすみ。よく晴れわたった日にたちのぼる山の気。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
② 晴れた日に吹きわたる山風。
※延慶本平家(1309‐10)五末「晴嵐梢を鳴らさずして夕日の影も閑也」
※日葡辞書(1603‐04)「Xeiran(セイラン) コズエヲ ナラス」
※浄瑠璃・源平布引滝(1749)二「詢(くどけ)ど一夜も粟津の晴嵐(セイラン)」
④ 料理菊の一種。花は晩生で八重、橙紅色の中輪のもの。青森県、山形県に多く栽培され、酢漬けとして賞用される。
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