晴がましい(読み)はれがましい

精選版 日本国語大辞典 「晴がましい」の意味・読み・例文・類語

はれ‐がまし・い【晴がましい】

〘形口〙 はれがまし 〘形シク〙 (「がましい」は接尾語)
気持がたいそう晴れやかである。表だって得意げである。いかにもはればれしい。はえばえしい。
中務内侍(1292頃か)正応元年一一月「思ひも寄らぬ程に御幸ありと聞き、〈略〉はれかましくなる女房たち」
② 表だっている。公である。表だって派手である。
※夜の寝覚(1045‐68頃)二「髪、かたちきよらにて、君にぐし奉りて、はれがましからんに」
大勢の前へ出てきまりがわるい。おもはゆい。恥ずかしい。
※俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)(1540)竹何五「手綱をばかかず袴はほころびて はれかま敷をいふもいつまで」
はれがまし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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