晩鶯(読み)ばんおう

精選版 日本国語大辞典 「晩鶯」の意味・読み・例文・類語

ばん‐おう ‥アウ【晩鶯】

〘名〙 晩春から初夏ころに鳴く鶯。老鶯。《季・夏》
文華秀麗集(818)上・書懐呈王中書〈仲雄王〉「君門九重未通籍、閑臥窓樹晩鶯声」 〔柳宗元‐零陵春望詩〕

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デジタル大辞泉 「晩鶯」の意味・読み・例文・類語

ばん‐おう〔‐アウ〕【晩×鶯】

晩春から初夏のころに鳴くウグイス。老鶯。なつうぐいす。「新緑晩鶯の候」

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普及版 字通 「晩鶯」の読み・字形・画数・意味

【晩鶯】ばんおう(あう)

晩春の鶯。陳・江総〔陳に在りて、~顧舎人(野王)を哭す〕詩 人は槿(ぼきん)に從ひてち 客は鶯と共に悲しむ 年髮兩(ふた)つながら此(かく)の如し 傷心、獨り時ぞ

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