晩稲・稲(読み)おしね

精選版 日本国語大辞典 「晩稲・稲」の意味・読み・例文・類語

おしね【晩稲・稲】

〘名〙 (「おそいね(遅稲)」の変化した語) おそく成熟する稲。おくて一説に「おしいね(食稲)」の変化した語、または「お」を接頭語とし、稲の意とする。《季・秋》
散木奇歌集(1128頃)春「秋刈りしむろのをしねを思ひ出でて春ぞたなゐに種もかしける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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