晩暮(読み)バンボ

デジタル大辞泉 「晩暮」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ぼ【晩暮】

夕方夕暮れ
「―より満遮士打マンチエスターまで、往返十八里の路を行き」〈中村訳・西国立志編
老年晩年

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精選版 日本国語大辞典 「晩暮」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ぼ【晩暮】

〘名〙
① 夕暮れ。夕方。
菅家文草(900頃)一・翫秋花「馨香畏減凄涼雨、気色嫌傷晩暮風」 〔劉虚‐暮秋揚子江寄孟浩然詩〕
人生の晩年。老年。
本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦残菊〈大江匡房〉「鬢髪雪銷忘晩暮肌膚波変省珪璋」 〔厳郢‐不空三蔵和尚碑銘〕

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普及版 字通 「晩暮」の読み・字形・画数・意味

【晩暮】ばんぼ

年のくれ。老年。宋・陳師道〔公に上(たてまつ)る書〕士、少時に方(あた)りて、未來の日長し天下の事をて、(こころ)に頗(すこ)ぶる之れを輕んず。亦た別れを爲し易し。其の(暮)に至りては、數(しばしば)離合(へ)、方(はじ)めて以てしと爲す。

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