時風(読み)ジフウ

デジタル大辞泉 「時風」の意味・読み・例文・類語

じ‐ふう【時風】

その時代風潮風習時流

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時風」の意味・読み・例文・類語

じ‐ふう【時風】

〘名〙
① その時節にかなった風。時節の風。
三代格‐一・延喜格序(908)「時風加而茂草靡、震雷動而蟄虫驚」 〔書経洪範
② その時代の風習、時の風趣。また、流行
※遊楽習道風見(1423‐28頃)「是等は時風なり。後々はあるべからず」

とき‐つ‐かぜ【時風】

時つ風が吹くの意から、「吹く」と同音を含む地名「吹飯(ふけひ)」にかかる。
万葉(8C後)一二・三二〇一「時風(ときつかぜ)吹飯の浜に出でゐつつ贖(あか)ふ命は妹がためこそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「時風」の読み・字形・画数・意味

【時風】じふう

季節の風。

字通「時」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android