時雨螺鈿鞍(読み)しぐれらでんのくら

精選版 日本国語大辞典 「時雨螺鈿鞍」の意味・読み・例文・類語

しぐれらでん‐の‐くら【時雨螺鈿鞍】

慈円和歌「わが時雨の染めかねてまくづがにかぜさはぐなり」に基づいて、松に(つた)が時雨になびくさまを意匠とした鎌倉時代における漆工遺品中の最高傑作の一つといわれる。東京、永青文庫蔵。国宝

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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