時雨の化(読み)じうのか

精選版 日本国語大辞典 「時雨の化」の意味・読み・例文・類語

じう【時雨】 の 化(か)

(「孟子尽心・上」の「有時雨一レ之者」から) 仁徳ある君主の恵みを、時雨が万物をうるおすさまにたとえていう語。

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デジタル大辞泉 「時雨の化」の意味・読み・例文・類語

時雨じう

《「孟子」尽心上から》君主の仁徳を、時雨が草木を潤し成長させるのにたとえていう言葉

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故事成語を知る辞典 「時雨の化」の解説

時雨の化

君主の人徳によって、人々が教化されることのたとえ。また、師の徳によって弟子が教化されることのたとえ。

[由来] 「孟子―尽心・上」に出て来る、孟子のことばから。「立派な人物が人々を教え導く方法には五つある。たとえば、『時雨のこれするがごとき有り(ちょうどいい時節に降る雨が、植物を育てるように、人徳によって教化する方法がある)』」とあります。

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