精選版 日本国語大辞典 「時過」の意味・読み・例文・類語
さだ‐す・ぐ【時過】
〘自ガ上二〙
① それに適した、またはつごうのよい時が過ぎる。時機を失する。
※和泉式部集(11C中)上「出でにける門の外をし知らぬ身は問ふべき程もさだすぎにけり」
② 盛りの年齢をすぎる。年老いる。また、年寄りじみる。
※枕(10C終)八三「いとさだすぎ、ふるぶるしき人の、髪などもわがにはあらねばにや、所々わななきちりぼひて」
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