時にとって(読み)ときにとって

精選版 日本国語大辞典 「時にとって」の意味・読み・例文・類語

とき【時】 に=とって[=とりて]

① その時その時によって。時期に適して。場合によって。
平家(13C前)一〇「南都をほろぼさせ給ひける事は、故太政入道殿の仰にて候しか、又時にとっての御ぱからひにて候けるか」
② その時にあたって。その当座。さしあたって。
愚管抄(1220)五「信西は時にとりてさうなきものなれば」

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