昼過(読み)ひるすぎ

精選版 日本国語大辞典 「昼過」の意味・読み・例文・類語

ひる‐すぎ【昼過】

〘名〙
正午を過ぎた頃。午後。ひるさがり。
※わらんべ草(1660)五「明日の御能、今日ひる過に、御役付出る」
② (形動) 衣服などが、かなり色あせて古びていること。また、そのさまやそのもの。中古昼頃。昼さがり。
※雑俳・鶯宿梅(1730)「古手夜着まだ昼過の片日陰」
③ (形動) 盛りを過ぎていること。また、そのさま。昼頃。昼さがり。
※俳諧・武玉川(1750‐76)八「昼過の娘は琴の弟子をとり」
洒落本・酔姿夢中(1779)「腹が昼過(ヒルスギ)ゆへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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