昼・午(読み)ひる

精選版 日本国語大辞典 「昼・午」の意味・読み・例文・類語

ひる【昼・午】

〘名〙
① 太陽が空にあるあいだ。日の出から日没までの間。ひるま。
古事記(712)中・歌謡「畝火山 比流(ヒル)は雲とゐ 夕されば 風吹かむとぞ 木の葉騒げる」
② 太陽の高くある時刻。特に、まひる。正午午時
伊勢物語(10C前)六七「あしたよりくもりてひるはれたり」
③ ひるめし。ひるげ。昼食。おひる。
今昔(1120頃か)二九「昼の養せむと藪の中に入るを」
物事の盛りをたとえていう語。最盛期
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第三一「大形後生の昼も知(しれ)た事 夏中懸って手習子共」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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