是非もない(読み)ぜひもない

精選版 日本国語大辞典 「是非もない」の意味・読み・例文・類語

ぜひ【是非】 も ない

① 是と非の区別もない。たあいもない。
謡曲隅田川(1432頃)「都より女物狂ひの下り候ふが、是非もなく面白う狂ひ候ふを見候ふよ」
御湯殿上日記‐文明一八年(1486)一二月一四日「けはのかみか物ともうち入て、御もついしいしとる、せひもなき事なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android