昭和元禄落語心中

デジタル大辞泉プラス 「昭和元禄落語心中」の解説

昭和元禄落語心中

①雲田はるこによる漫画作品。チンピラあがりの落語家与太郎と師匠八雲を中心に、戦前から昭和の末にかけての江戸落語の世界を描く。『ITAN』2010年3月発売の零号から2016年6月発売の32号まで連載。講談社KCxITAN全10巻。マンガ大賞2012第4位、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(2013)、第38回講談社漫画賞一般部門賞(2014)、第21回手塚治虫文化賞新生賞(2017)と、数々の賞を受賞。
②①を原作とする日本のテレビアニメ。放映TBS系列ほか(第1期:2016年1月~4月、第2期:2017年1月~3月)。第1期の第1話はコミックス7巻、8巻の特典として製作されたオリジナルビデオアニメ「与太郎放浪篇」を再編集したもの。制作:スタジオディーン、監督:畠山守、落語監修:林家しん平。声の出演:関智一、石田彰、山寺宏一、林原めぐみほか。
③①を原作とする日本のテレビドラマ。放映はNHK(2018年10月~12月)。出演:岡田将生、山崎育三郎、大政絢、成海璃子ほか。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

知恵蔵mini 「昭和元禄落語心中」の解説

昭和元禄落語心中

雲田はるこによるマンガ作品。昭和の落語界を舞台に、噺家たちの人間模様と業を描く。2010年より「ITAN」(講談社)にて連載中。15年8月時点で、既刊単行本は8巻(同社KCxITAN)。13年に第17回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で優秀賞を、14年に第38回講談社漫画賞(一般部門)を、それぞれ受賞。16年1月よりMBS、TBS、CBC、BS-TBS「アニメイズム」枠でテレビアニメの放送が決定しており、それに先駆けてディレクターズカット版映像の劇場上映が予定されている。

(2015-12-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android