昨非今是（読み）サクヒコンゼ

デジタル大辞泉「昨非今是」の意味・読み・例文・類語

《陶淵明「帰去来辞」の「実の途に迷うこと其れ未だ遠からず、今の是にして昨の非なるを覚りぬ」から》昨日は非と思ったことが、今日は是と思われること。境遇が変わったために、考え方もすっかり変わってしまうことのたとえ。今是昨非。

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〘名〙 (「陶潜‐帰去来辞」の「寔迷_レ途其未_レ遠、覚_二今是而昨非_一」による語) 境遇や考え方が変わって、きのう悪いと思ったことがきょうは正しいと思われること。

※新日本史（七版）‐上（1893）〈竹越与三郎〉維新後記「頭を回らして半生を回顧せば、昨非今是の感に堪へず」

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