春闘相場(読み)しゅんとうそうば

世界大百科事典(旧版)内の春闘相場の言及

【労働運動】より

…しかも,この間,春闘方式に批判的な態度をとってきた全労会議系の組合のなかにも春季に賃金闘争を構えるものが増え,事実上春闘の一翼を構成することとなったため,春闘は賃上闘渉の日本的な形式として定着していった。 春闘の拡大にともなって,同じ産業のなかでの賃上額の平準化が進み,それが産業を越えて連動する動きを強めていったため,いわゆる〈春闘相場〉が形成されるようになった。しかも,春闘相場の年々10%を超える大幅な上昇によって実質賃金もかなり上がっていった。…

※「春闘相場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」