しゅん‐しょく【春色】
〘名〙
※五音曲条々(1429‐41頃)「桜も、〈略〉もろこし、我朝の春色をなす景物たり」 〔唐太宗‐元日詩〕
② なまめかしい様子。
※二人女房(1891‐92)〈
尾崎紅葉〉上「
芸者は
新橋の
精選(よりぬき)と見えて、流石に可憐の春色
(シュンショク)も見える」
※
蔗軒日録‐文明一七年(1485)四月五日「招一衆、賞宗椿居士所贈之春色并饅頭云々」
[
補注](②について) 為永春水作の人情本の
題名にこの意で多用されている。「春色梅児誉美」「春色辰巳園」「春色英対暖語」「春色梅美婦禰」など。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「春色」の意味・読み・例文・類語
しゅん‐しょく【春色】
1 春の景色。春景。また、春の気配。「春色濃い山々」《季 春》
2 なまめかしい姿やようす。
「芸者は新橋の精選と見えて。流石に―も見える」〈紅葉・二人女房〉
[類語]春景色・春光
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普及版 字通
「春色」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例