精選版 日本国語大辞典 「春慶」の意味・読み・例文・類語
しゅんけい【春慶】
[1]
[三] 室町時代の仏師。奈良椿井に住み、椿井舜覚坊春慶と称した。長祿三年(一四五九)から明応五年(一四九六)の間に法隆寺宝珠院、大乗院、元興寺(がんごうじ)金堂、長谷寺などの造像に従事。法眼に叙せられる。明応八年(一四九九)没。
[2] 〘名〙
① 「しゅんけいぬり(春慶塗)」の略。
※洒落本・龍虎問答(1779)「枕も春慶(シュンケイ)のはげたるに」
② 「しゅんけいやき(春慶焼)」の略。
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