春三番(読み)はるさんばん

精選版 日本国語大辞典 「春三番」の意味・読み・例文・類語

はる‐さんばん【春三番】

〘名〙
① 春さき、桜を散らす南風。春最初の春一番、桜の咲くころの春二番に対していう。
小寒から穀雨に至る八気二十四候の初めの三候に吹く風。梅、椿、水仙開花を知らせる風。→二十四番花信風

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の春三番の言及

【風】より

…立春後に初めて吹く暖かい南寄りの強風。2番目,3番目をそれぞれ〈春二番〉〈春三番〉という。 ひかた広く日本海側一帯でいわれる夏の南寄りの強風。…

※「春三番」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android