易行道（読み）いぎょうどう

精選版 日本国語大辞典

いぎょう‐どう イギャウダウ【易行道】

〘名〙 (さとりに至るための、修し易い仏道修行の意から) 念仏を唱えることにより阿彌陀仏の広大な知恵と慈悲に導かれてさとりに至る道をいう。浄土門、念仏門などの他力門。⇔難行道。

※往生要集（984‐985）大文一〇「又至_二不退転位_一、有_二難易二道_一。言_二易行道_一、即是念仏」 〔易行品〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

いぎょう‐どう〔イギヤウダウ〕【易行道】

仏語。阿弥陀仏の慈悲の力をたのみ、その救いによって極楽浄土に往生する修行。また、その教え。他力門をいう。⇔難行道。

出典　小学館

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

易行道
いぎょうどう

仏陀の救済に依存し，仏陀の力によって悟りを得ようとする方法。修行者自身の力に依存する難行道の対。特に念仏の実践をさしていう。 (→難易二道 )

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典