易林本(読み)えきりんぼん

世界大百科事典(旧版)内の易林本の言及

【節用集】より

…しかし,現存の〈古本節用集〉は,〈い〉の部(天地門)が〈印度〉ではじまるか,〈伊勢〉ではじまるかで,語彙の配列を互いに異にする大きな2系統に分かれ,その関係は複雑である。刊記の明らかな板本では,天正18年(1590)本が最も古く,これは伊勢本であるが,慶長(1596‐1615)の初め易林が印行したいわゆる易林本は,〈い〉の部が〈乾(いぬい)〉ではじまるので,分類上は,乾本とよばれる。江戸時代におこなわれたのは,これをもととするもので,その数は180種以上にのぼるという。…

※「易林本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android