明-清朝の皇帝陵墓群(読み)みんしんちょうのこうていりょうぼぐん

世界遺産詳解 「明-清朝の皇帝陵墓群」の解説

みんしんちょうのこうていりょうぼぐん【明-清朝の皇帝陵墓群】

2000年に登録、2003年、2004年に登録内容が変更された中国の世界遺産(文化遺産)で、明と後金(清の前身)、清の25人の皇帝および皇后、妃たちの陵墓。これらの陵墓は湖北省、河北省、北京市、江蘇省遼寧省にまたがっている。世界遺産として登録された陵墓は以下のとおりである。明の陵墓は、湖北省の鍾祥にある明顕陵(嘉靖帝の父母の陵墓)、江蘇省の明考陵(洪武帝の陵墓)、北京市昌平区天寿山にある明十三陵(永楽帝、洪熙帝、宣徳帝、正統帝、成化帝、弘治帝正徳帝、嘉靖帝、隆慶帝、万暦帝、泰昌帝、天啓帝、崇禎帝の13人の皇帝の陵墓)。後金、清の陵墓は遼寧省瀋陽市にある永陵(後金のヌルハチの先祖4代の陵墓)、福陵(後金のヌルハチ=清朝始祖の陵墓)、昭陵(後金のホンタイジの陵墓)、河北省の遵化にある清東陵(清朝の順治帝、康熙帝、乾隆帝、咸豊(かんほう)帝、同治帝の5人の皇帝の陵墓)、同省易県にある清西陵(清朝の雍正帝、嘉慶帝、道光帝、光緒帝の4人の皇帝の陵墓)。◇英名はImperial Tombs of the Ming and Qing Dynasties

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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