明石 順三(読み)アカシ ジュンゾウ

20世紀日本人名事典 「明石 順三」の解説

明石 順三
アカシ ジュンゾウ

明治〜昭和期の宗教家,キリスト者 灯台社(ワッチタワー日本支部)創立者。



生年
明治22(1889)年7月1日

没年
昭和40(1965)年11月14日

出生地
滋賀県坂田郡息長村

学歴〔年〕
彦根中中退

経歴
漢方医の家に生まれ、明治41年渡米、大正13年ワッチタワーの講演伝道者となる。帰国後、灯台社(ワッチタワーの日本語名)を創立、全国に布教活動を展開し、日本の国体の否定、戦争否定を行った。昭和14年信者26人と共に検挙され、宮城刑務所に服役したが、非転向を貫いて敗戦を迎えた。戦後はワッチタワー米国本部の妥協的方針を批判して除名され、以後、独立したキリスト者として執筆活動を続けた。「四百年の謎」という長編論文において日本再軍備を批判するなど、終生、平和主義者としての姿勢をくずさなかったことで知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「明石 順三」の解説

明石 順三 (あかし じゅんぞう)

生年月日:1889年7月1日
明治時代-昭和時代の宗教家
1965年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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