明日(読み)アシタ

デジタル大辞泉 「明日」の意味・読み・例文・類語

あした【明日】

《「あした(朝)2」から転じた語》今日の次の日。あす。みょうにち。
[用法]あした・あす――「あした」は「あした天気になあれ」「あしたはあしたの風が吹く」のように、最も日常的に用いられる。◇「あす」は由来の古い語であるが、「あすは北寄りの風、晴れでしょう」などと用いるほか、「あすは我が身」「あすの世界を担うのは君たちだ」のように、近い将来の意でも用いる。◇類似の語に「明日みょうにち」があるが、「明日、御報告にうかがいます」「明日の御予定はいかがでしょうか」など改まった場合、あるいは文章の中で用いる。
[類語]明日みょうにち明日あす翌日明くる日

あす【明日】

今日の次の日。あした。みょうにち。副詞的にも用いる。「明日お宅に伺います」
近い将来。未来。「明日の世界に希望をかける」「明日にな若人
あした[用法]
[類語]明日あした明日みょうにち翌日明くる日

みょう‐にち〔ミヤウ‐〕【明日】

今日の次の日。あす。あした。「明日また参ります」
[類語]明日あした明日あす翌日明くる日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「明日」の意味・読み・例文・類語

あす【明日】

〘名〙
① 現在を基点として、次の日。現在では、「あした」よりもやや改まった言い方。副詞的にも用いられる。
古事記(712)下・歌謡置目もや 淡海(あふみ)の置目 阿須(アス)よりは み山隠(がく)りて 見えずかもあらむ」
※竹取(9C末‐10C初)「翁〈略〉けふともあすともしらず」
② 近い将来。「あすの時代を背負う人物」「あすはわが身」
[語誌]→「あした(朝)」の語誌

みょう‐にち ミャウ‥【明日】

〘名〙 その人が現在身を置いている次の日。あす。あくるひ。みょうじつ。めいじつ。
万葉(8C後)九・一七五一・題詞「難波経宿明日還来之時歌一首」
※高野本平家(13C前)四「明日(ミャウニチ)御幸の次に鳥羽殿へまゐて」 〔論語‐微子〕

あくる【明】 日(ひ)

次の日。明日。翌日。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「あくる日までさぶらひて、みだり心ちのいとあしく侍りしかば」

めい‐じつ【明日】

〘名〙 あくる日。みょうにち。
和英語林集成初版)(1867)「Meijitsz メイジツ 明日」

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デジタル大辞泉プラス 「明日」の解説

明日

佐々木幹郎の詩集。親族の死、モンゴルへの旅など、著者の日常を主題とする作品21編を収録。2012年刊。第20回萩原朔太郎賞受賞。

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